キッチン換気扇

昔、ハウスクリーニング店も運営していたラヴィが、簡単にできるお掃除のコツをご紹介します。
今回は、毎日のように使うキッチンの換気扇クリーニングです。


キッチンの換気扇クリーニングについて

室内のお掃除は毎日のようにする方でも、ここは年末大掃除の時にしかお掃除しないという方も多いのが、キッチンの換気扇

私は寒い冬ではなく、いつも夏に大掃除をしています。
寒いと油汚れも固まっていますし、何より冷たい水で掃除すると体が冷えちゃいますからね。

というわけで、夏休みに自宅のお掃除を一通り終えたので、この日は実家のお掃除をしてきました。

まずは清潔感が大切なキッチンから。
実家は焼く揚げるの料理が多いので、予想以上に汚れていました。

換気扇フィルター
キッチン換気扇のフィルターbefore*油とホコリで汚れています


お目目汚しをさせてしまい、申し訳ありません。
でも、汚れているほど、掃除のしがいがあるというものです。

まずは、フィルターを外して軽く表面のホコリを払い、つけおきをしていきます。

換気扇フィルターのつけ置き

換気扇のフィルターはついつい汚れている面からお掃除してしまいがちですが、埃や油など表面の汚れを裏面にこすりつけて汚れを広げることになりかねません。
水や洗剤をかけるときは、必ずフィルターの裏面から行うようにしましょう。

軽い汚れなら重曹水を使ってお掃除しますが、今回は油ギトギトの上に積もったホコリもこんもりだったので、実家にあったお皿洗い用の中性洗剤+お湯でつけ置きしました。

シンクが小さめでつけ置きが難しいという時は、大きめの段ボール箱などにゴミ袋を入れて、その中でつけ置きすることもできますよ。

つけ置きに使う洗剤ですが、油汚れは酸性なので、アルカリ性の洗剤を使うと一般的に言われています。
しかし、塗装されたフィルターだと、油汚れと一緒に塗装がはがれることもあるので注意が必要です。

実家の換気扇フィルターも、黒い塗装がされていたので、中性洗剤で洗いました。
つけ置きして汚れを柔らかくすると、市販の中性洗剤でも十分キレイになりますね。

中性洗剤だと、素手で触れても手荒れもにくいですし、濃度を調整すれば床のお掃除や室内の他の場所のお掃除でも使えるので、個人的にはよく中性洗剤を使います。

換気扇フィルターを洗う

さて、20分ほどつけ置きしたフィルターに中性洗剤を吹きかけて洗っていきます。

つけ置きすることでがんこな油汚れもやわらかくなるので、スチールたわしなどを使わなくても、スポンジで優しく拭き取るだけで汚れは落ちていきますよ。

換気扇フィルターのつけ置き
換気扇フィルターのつけ置き掃除


洗い終わったら水ですすぎ、ぞうきんやタオルで拭き取ります。
ちなみに、ウチではぞうきんは縫わずに長いタオルをたたんで使っています。

お掃除に使う雑巾(ぞうきん)について

学校で使うような縫った雑巾は、乾きにくく雑菌が繁殖しがちでクサイし触りたくない…
また、表裏2面しか使えないので、何度も洗うことになり掃除が中断しちゃいます。

その点、長いままのフェイスタオルサイズのぞうきんは、折り畳み直せば常に汚れていない面で拭き取れるので、何度も雑巾を洗うこともなく、お掃除に集中できてスムーズです。

換気扇フィルターの取り付け

さて、こうして洗い終わった換気扇のフィルターを順番に設置していきます。

フィルター設置
キッチン換気扇クリーニング後のフィルターとシロッコファン


洗浄前には汚れがこびりついて見えなかった、フィルター奥のシロッコファンも透けて見えますね。
このシロッコファンも分解して洗えるのですが、今回は時間がなかったので内側を洗剤拭きするだけで終了。

また次回の換気扇そうじの際に、女性でもできるシロッコファンを取り外したクリーニングの仕方をご紹介したいと思います。

換気扇クリーニングafter
換気扇クリーニング*フィルターafter

2枚目のフィルターも取り付けて、換気扇のお掃除は終了〜
見違えるほど湯気の吸い取りが良くなりました。

実家の家族みんなも、換気扇をのぞいて「奥が透けて見える!」と大喜びでした。
またひとつ、親孝行ができて私も嬉しいです。

換気扇フィルターをお掃除する時のまとめ

  • お湯を使ってつけ置きをし、油汚れをやわらかくしましょう
  • フィルターについたホコリは、つけ置く前に軽く払いましょう
  • 塗装されていないフィルター→重曹などアルカリ性の洗剤OK
  • 塗装されているフィルター→食器洗い等、中性洗剤を使いましょう

自分で分解洗浄が難しい方にはプロの換気扇クリーニング